脚にしびれを起こす原因はいろいろある

脚に痛みやしびれを起こすもので代表的なのは腰椎椎間板ヘルニアです。整形外科でそのように診断された方も多いのではないでしょうか。

しかし、腰椎椎間板ヘルニア以外にも足の痛みやしびれを起こすような疾患や現象はいくつもあります。カイロプラクティックでは施術できない禁忌にあたるものもありますが、カイロプラクティックで施術可能なものも多くあります。ご自分の症状でカイロプラクティックで施術できるのだろうかと判断がつかない場合でもお気軽にご相談ください。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎と腰椎の間でクッションの役割を果たすのが椎間板です。椎間板の中のやわらかいゲル状のものが椎間板の外に突出してしまう状態を椎間板ヘルニアと呼びます。”腰椎椎間板ヘルニア”という言葉には椎間板が突出した「状態」を表していたり、飛び出した椎間板の中身が周りの神経に触れるなどして腰痛や脚のしびれを出している「疾患」を表している場合もあります。

ちなみにスイスの研究では腰痛のない人の76%以上に椎間板ヘルニアがあるという報告もあります。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄は、老人には非常にありふれており、画像診断でほとんどの老人には認められるが、たいていの場合には、それは腰痛の原因ではないBulletin of the World Health Organization 2003, 81 (9)

といった報告もあります。

 

本当にヘルニアによる神経圧迫で腰痛と下肢痛は起こるのか

ここからは私の意見が非常に多く混じっていますが、神経繊維自体で痛覚を感じることはありません。痛みを感じるのは先端にある痛覚の受容体に侵害刺激が入ったときに神経繊維ー脊髄を通して大脳の感覚やで感じます。脊髄から抹消神経の出るところ、神経根で圧迫が起こったとしてもそこで痛みを感じることは神経の仕組み上ありません。通常神経圧迫が起こったときには運動神経が障害され、直腸膀胱障害、下肢の筋肉の麻痺や著しい筋力の低下が起こります。この場合は即手術になります。このような症状が見られない場合は腰椎椎間板ヘルニアの診療ガイドラインでも保存療法が選択されたます。これはヘルニアの突出部分で神経が圧迫されたのではなく、炎症物質などが神経線維に作用して腰痛や下肢痛をおこすのでは推測されます。

この問題はさらなる研究が必要とされています。

腰部脊柱管狭窄症

梨状筋症候群

仙腸関節症候群

臀部の筋肉などのトリガーポイント

カイロプラクティックで施術可能なもの

WHO(世界保健機関)による安全性のガイドライン、日本カイロプラクターズ協会による安全性のガイドラインでは、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は禁忌となっています。厚生労働省の保健所に対する通達においてもカイロプラクティックでみることはできないとされています。

ただし、足の痛みやしびれの原因にはたくさんありますので、その原因が解消されれば足の痛みやしびれが軽減することもあります。