頭痛の方へのカイロのアプローチ

2014年に発行された国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)では、

  •  一次性頭痛と二次性頭痛に大別される
  • 一次性頭痛は頭痛自体が疾患で、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、その他の一次性頭痛の4つのグループに分けられる
  • 二次性頭痛はくも膜下出血や髄膜炎などのように原因疾患のある頭痛グループである

カイロプラクティックで施術を行うのは主に一次性頭痛の偏頭痛や緊張型頭痛ですが、二次性頭痛の頸原性頭痛(頚椎原性頭痛)もカイロプラクティックの効果がよいものとされています。

二次性頭痛は、原因となる疾患があるために、カイロプラクティックの禁忌となることがほとんどです。

一次性頭痛

片頭痛(偏頭痛)

片頭痛は、非常によくみられる慢性で発作性の頭痛です。症状は、4〜72時間持続します。痛みは,典型的には片側性で拍動性、動作にともなって痛みが増します。自律神経症状(例,悪心,光・音・匂いに対する過敏)を伴います。頭痛の直前に、閃輝暗点(目がちかちかする)などの一過性の局所神経障害が起こります。

緊張型頭痛

慢性の緊張型頭痛では、頻繁な、または持続的な軽度の痛みが数時間から数日続きます。締めつけられるような痛みで、後頭部または両側の前頭部で発症し、頭部全体に広がります。緊張型頭痛では、起きたときには症状がなく、時間がたつにつれ症状が現れて悪化していく傾向があります。

 

慢性緊張型頭痛の潜在的な要因には、睡眠の障害、ストレス、顎関節の問題、頚部痛、,眼精疲労などが挙げられます。

群発頭痛

頭の片側、特に眼の周りにに激しく突き刺すような痛みが起こります。痛みは30分~1時間ほど続きます。通常1~3カ月間にわたり規則的に起こり、その後は数ヶ月から数年ほど頭痛のない時期が続きます。

群発頭痛が起きると、痛みのあまり落ち着かず、歩き回ったり、ときには自分の頭をたたいたりします。頭痛は集中的に起き、頭痛がまったく起こらない休止期間もあります。通常、光、音、においによって悪化することはなく、吐き気や嘔吐も伴いません。

痛みがある側の鼻水や涙が出たり、まぶたが垂れ下がったり、眼の下の部分が腫れたりします。

頭痛に対するカイロプラクティック

片頭痛(偏頭痛)

偏頭痛では、普段から交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスを整えておくことを目指します。カイロプラクティックは背骨のゆがみを改善して神経のはたらきを改善させます。

また偏頭痛は食事によっても悪化することがあります。偏頭痛に関連する食事についてもアドバイスをします。

緊張型頭痛

緊張型頭痛にも自律神経のバランスが関係してきます。交感神経と副交感神経がバランスよくはたらくよう、背骨の矯正を行います。また、首や肩周りの筋肉にできたトリガーポイントと呼ばれる硬結も緊張型頭痛に関連してきますので、これを解消させます。首、肩周りの筋肉を無駄に緊張させないよう姿勢の改善も行います。

緊張型頭痛と偏頭痛は混合して起こることも良くあります。偏頭痛との鑑別も必要になります。

頸原性頭痛

頚椎の関節、三叉神経、自律神経の問題から起こる頭痛です。カイロプラクティックは関節、神経のはたらきを改善させるために、この頸原性頭痛にはカイロプラクティックが非常に効果的とされています。