カイロプラクティックは背骨を矯正し、神経系のはたらきを正常化させることを目的としています。
私たちの身体に張りめぐらされた神経は大きく二つに分類されます。
1)脊髄神経 2)自律神経 です。
1)脊髄神経とは
足や手を動かす、痛みを感じる、聞く、見る。このような時の情報を伝えているのが脊髄神経です。一言でいえば、自分の意志でコントロールできる神経です。
2)自律神経とは
無意識のうちに体内の環境をコントロールしてくれている神経です。たとえば、暑いときに汗をかく、涙を流す、寝ていても呼吸が止まらない、血圧をコントロールしているのは自律神経です。そしてこの神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経と副交感神経は、シーソーのようにバランスを変えながら体内ではたらいています。
「交感神経」は、活発に活動するときに働きます。また興奮したり、ストレスを感じるときにも働く神経です。この神経が働くと、血圧が上がる、末梢の血行が悪くなる、内臓の働きが低下する、筋肉が緊張する、といったことが起こります。通常は朝起きた時から日中にかけて活動が高まり、夕方以降になると低下します。
「副交感神経」は、リラックスしている時、睡眠時に働きます。この神経が働くと、血圧が下がる、血行が良くなる、内臓の働きが高まる、筋肉が緩む、といったことが起こります。通常は夕方から夜にかけて活動が高まります。また、食後食べたものを消化吸収する時にも働きます。
不規則な生活で自律神経が興奮し続けていたり、ストレスによる過剰な刺激、更年期のホルモンの乱れや先天的な要因によっても、交感神経と副交感神経のバランスはくずれます。この状態が続き診断名がつくと、自律神経失調症となります。
自律神経失調症という言葉は、医学的診断のついた疾患名になります。健康と自律神経失調症の間には東洋医学で言われる「未病」という状態があります。「未病」とは、病気と健康の間の状態です。自覚症状はあるけれど、病院に行って検査を受けても異常がみつからない状態です。(最近では、医学的検査で異常が見つかるけれど自覚症状がない生活習慣病のようなものも、未病ととらえるようになっています)
カイロは東洋医学ではありませんが、背骨の問題を調整して神経のはたらきを改善させ、この未病の状態に対し効果的にアプローチすることができます。
このようなことでお困りの方、ぜひ一度ご相談下さい。
自律神経失調症の診断がつく手前のレベルですので、自律神経失調症の症状とほぼ同様です。
【全身的な症状】だるい、眠れない、疲れがとれないなど
【部分的な症状】頭痛、動機や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど
【精神的な症状】情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状
参考文献:厚生労働省 情報提供サイトe-ヘルスネット
この他、腰痛や肩こりといった筋肉や骨格から起こる症状も頻繁に起こります。
カイロプラクティックでは、神経系に悪影響を与える背骨の問題を「サブラクセーション」と呼び、これがある部位では、交感神経の過度な活動が見られるとされています。またこの状態が続くと、自律神経を通して内臓などの機能に悪影響を与えると考えられています。
カイロプラクティックには、背骨の各分節と内臓などの関係に注目した「メリックシステム」と呼いう独特の概念があります。カイロプラクターはこの概念を通して、サブラクセーションに対しカイロプラクティックを行います。
※メリックシステムの神経と内臓の対応は、解剖学的に生理学的に確定したものではありません。まだまだ研究が必要な分野です。
大脳には交感神経のはたらきを抑え込む役割があります。
ところが大脳の疲労や一部のはたらきの低下が起こると、交感神経を抑え込む力が低下し、交感神経のはたらきが強まります。この状態が長く続くと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経系の不調につながります。
当院では、カイロプラクティックを用いて、自律神経系のはたらきの改善をはかります。
自律神経の不調には、体操やヨガなどのアクティブケアも効果的です。
初期の調子がひどく悪いときにはカイロの刺激のみで十分ですが、心身ともにだんだんと上向いてくると身体を動かすことが少しずつできるようになります。
決して無理せず、しかし着実に不調を脱せられるようサポート致します。
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豊橋市牟呂外神町6-13
自律神経の失調で豊橋のカイロや整体をお探しならカイロプラクティックしもんへ。